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​これからの教育

私は人事採用の面接を担当する機会が結構ありました。人事担当でなくても、現場の人間が面接を担当することは結構あるものです。何人も見ていて、この人がいいなと思った人の共通点としては、「自分に正直な人」と「自分の言葉で話している人」です。逆にその会社に入るために取り繕っている人は5分位でわかります。話をしてみると矛盾点がどうしても出てきますし、嘘でうそを塗り固めているのでボロが出てきます。正直、そこを指摘して「泣かしてしまった」こともあります。

就職の極意というものは、「自分の本当にやりたいことができる会社を受験する」ということでしょう。正直な気持ちが出るでしょうし、その気持ちはやはり伝わりやすいものです。就職の目的は「仕事に就くこと」ではなくて、「長く(できれば生涯)、居心地よく、働くことができる職場をみつけること」ではないでしょうか。

さて、ここで問題が起こります。「自分がやりたいこと」って何でしょうか。親や塾の先生の言われた通りに勉強して、世間がうらやむ大学に入ったとしても、いざ就職となるとどうしたらいいかわからなくなります。今まで答えがあった問題に取り組んでいたのに、明確な答えがない問題に直面することになります。明確な答えを知るために就職塾のようなところに入る人もいます。ネクタイの色まで教えてくれますが、正直逆効果です。

なぜこんなことが起こるのでしょうか。それは、日頃から考える癖がついていないからです。例えば、本来考える力を身につけるための学問である数学においても、解き方をどれだけ暗記しているかを勝負する科目になってしまっています。簡単に言うと考える機会が奪われているのです。命令する親や先生に従順であれば、心証もいいです。事実、内申点はその従順さを測っていると言えなくもないです。

しかし、社会が必要としている人材は、「課題に対して解決策を考え、それを伝えることができる」人材です。会社にある課題は明確な答えはありません。一つの解決策がある会社ではよくても、別の会社では良くないケースがあります。そこで、子供の頃からよく考える機会を与えないといけません。考えるネタは特に何でもいいです。地球温暖化でも、今日の晩御飯でもなんでもいいのです。

そして、その考えを伝える訓練も必要です。考えがあったとしても、それを周りに伝えられないと、それは考えがないのと同じです。考えは、それを伝えて、実行しないと意味がありません。親なり、先生は、子供が意見を言えやすいようにするべきです。そして、その意見を尊重しなければなりません。意見を馬鹿にされたりすると、その子は意見を言わなくなります。

最後に、その考えを実行させるのが大事です。仮に失敗するのが目に見えていたとしてもやらせてあげましょう。言われてやらないのと、実際にやってみて失敗するのでは、その後が全く違います。体感したことというのは忘れにくいものです。どんどんやりたいことをやらせて、成功(失敗)体験を積み重ねていきましょう。そして、失敗を責めないことが大事です。失敗=ダメではなく、失敗=成功のための手がかりという考えをもってください。そうすれば、失敗を恐れなくなります。

当校での指導は、基本的にはこの考えに基づいたコーチングです。受験において、生徒が主体的に対策を考え、その考えを述べさせて、実際にその対策を実行させます。こうした教育を行うことで、自分で考えて行動できる主体的な人間に育てることができます。主体的に行動を起こすことができる人間が、これからの社会を生き抜くことができる人間なのです。